水揚げされた大量の牡蠣

カキ小屋とは?

お店によって若干のルールの違いはありますが、バケツやカゴに盛られた殻付きの牡蠣をキロ or カゴ単位で購入。牡蠣の料金と共に席代(炭代)を支払い、その場で購入した牡蠣をセルフで焼き上げ食べるのが基本スタイルです。(席代が無料のカキ小屋も多々あります)

焼き台は、炭火とガスタイプがあり、網にのっけて焼きあげるのがのが標準的な焼き方です。

焼きあがった牡蠣は熱々なので、軍手をはめ&カキナイフを巧みに使って牡蠣の殻を剥き、ほくほくに焼きあがった身を豪快にいただきます。(くれぐれも火傷にはご注意ください!)

軍手・カキナイフ・トングは無料貸し出し。醤油・ポン酢の調味料等は標準装備が主流です。

メインの牡蠣だけではなく、海鮮メニューを提供している所が大多数。居酒屋顔負けの豊富なメニューを提供している牡蠣小屋も登場しています。もちろんながらビールなどのアルコールもほとんどのお店で提供されています。

また元祖的かき小屋では、おにぎり・飲み物・調味料を持ち込み可能な所もあります。

持ち込みに関しては、持ち込んだ物を網で焼かない。ゴミは自身で持ち帰るのが多くのお店で採用されている基本ルール。これに関しては、お肉持ち込み可能で焼肉OK!とかの豪快なタイプから、持込一切禁止と厳しいところまでいろんなタイプが存在しますので要確認事項です!

漁師(漁業者)直営の牡蠣小屋から、居酒屋風の牡蠣小屋まで運営方法は様々です。

かき小屋の発祥はどこ?

牡蠣の産地といえば、広島県や宮城県が有名ですよね。

かき小屋の発祥もどちらかと思いきや、何と牡蠣小屋発祥の地は「竹崎かに」「竹崎カキ」で有名な、福岡のお隣の「佐賀県太良町」との情報ありです。

その元祖的牡蠣小屋が「園」さん。(佐賀県藤津郡太良町牛尾呂124-21)

1985年に初代店長が味見のために半分に切ったドラム缶で薪を燃やし焼いて提供したのが事の始まり。徐々に有名になってしまい、牡蠣小屋の営業を始めたとか。

当初直売所の前で牡蠣を焼いていたのが、お客さんの増加と共にドラム缶の数も増え、雨が凌げるように屋根が付き、さらには風が凌げるように壁が出来てと成長し、現在のカキ小屋スタイルの原型が築き上げられた模様です。

元祖カキ小屋で食べれるブランド牡蠣

牡蠣小屋発祥の太良町では「竹崎カキ」というブランド牡蠣が販売されています。

竹崎カキの産地となる太良町の有明海は、多くの河川が陸地からの栄養を運び込み、また干満の差が大きく牡蠣のえさとなる植物プランクトンが豊富という地の利があります。

これらにより成長スピードが他の海よりも早く、身の引き締まった良質な牡蠣が採れる自然環境に恵まれた牡蠣の産地となっています。

外海と比べて塩分濃度の低い有明海で育てられているため甘みが強いのがひとつ。また身の水分が少なく、焼いても身があまり縮まないのも特徴のひとつです。

最初はお店でドリンクを扱っていなかったので、持ち込み料を払えばお酒やソフトドリンクの持ち込みをOKにしていたとか。(現在は持ち込み不可で、お店側で販売されています)

きっとドリンク持ち込み制度の歴史もここから始まったんでしょうね!

福岡エリアの牡蠣小屋事情

糸島エリア

福岡エリアで牡蠣小屋といったら「糸島」が有名ですよね!

糸島漁協所属の漁師が、大きく4つのエリア(岐志漁港・船越漁港・加布里漁港・福吉漁港)で26店舗の牡蠣小屋を展開されています。(これらの他にも一般の牡蠣小屋が多数営業)
糸島エリアのカキ小屋

2019年05月には、糸島市内で水揚げされるカキが「糸島カキ」として特許庁の地域団体商標に登録されました。糸島ブランドの価値を高めていこうと、各漁業者が凌ぎを削って営業されています。(いえいえ切羽琢磨か…)

四つの漁港にはそれぞれ特徴があり、自分にあったエリアを選択するのもポイントです。




北九州エリア

豊前海(周防灘)で養殖された北九州のブランド牡蠣「豊前海一粒かき」も負けてはいません。

何と福岡県内で最初に牡蠣の養殖を始めたのは門司の恒見エリアで、糸島エリアより歴史があるエリアなんです。

牡蠣養殖の先進地である広島・宮城に足を運び&養殖技術を持ち帰り、漁師たちの弛まぬ努力と栄養豊富な豊前海で福岡県初の養殖牡蠣「豊前海一粒かき」が生まれた歴史があります。

門司区の柄杓田から、裏門司・恒見の周防灘沿岸「北九州カニ・カキロード」と銘打った通り周辺で営業されています。
北九州カキ・カニロード看板



まとめ

そんな福岡エリアの牡蠣小屋ですが、いろんなタイプの牡蠣小屋が存在します。

自身のライフスタイルにマッチしたお店を見つけて、冬の風物詩「牡蠣小屋」をご堪能ください。(Good Oyster hut Life.)